2011年10月27日木曜日

沖縄にフロンティアを感じた話

週末に沖縄に旅行してきた。

12年ぶりの沖縄。
かなり自分の印象と違ったので、備忘録として感想を残しておく。
率直な印象は、沖縄ってけっこうフロンティア。

1.沖縄は結構都会!

最初の印象は、これ!
思った以上に沖縄は人口密集地帯。ビルや、マンションが立ち並ぶ都会!

正直言えば、都道府県別の所得ランキングなどで、沖縄に対して、経済的には暗い印象を持ってた。そして勝手なイメージでのんびりした、南国の田舎都市だと思ってた。

だがしかし、行ってみると、思いのほか都会!(失礼!)

調べてみると、那覇市に30万人、周辺を含む経済圏全体で80万人と、県内の人口がほぼ那覇を中心に集まってるらしい。

その人口密度は、全国の県庁所在地の中で、東京、大阪、横浜に次いで4位!
これ、沖縄の人にも話したけど、意外と知らなかった!

つまり、それだけの密度を支えるために都市化されているのだ。

2.若者が多い

街を歩いていて気が付くのは、若者の多さ。
子供も多い。同じ規模の地方中核都市の盛岡(母の実家)と比較すると、
若者の多さは圧倒的だった。

印象論だけでは根拠ないなと思って、調べてみた。
全国の人口分布と比較した図がwikipediaにあったので、転載。
ほほう。少子高齢化は全国に比べ深刻じゃない様子。



グラフで見ても分かる通り、やっぱり沖縄は若者が多かった!
wikiによれば、2005年現在14歳以下人口が65歳人口を唯一上回ってる県だとか。

今日多少変わっていたとしても、やはり若者層が多い事には変わりないと思う。
実際クラブをはしごしてみたけど、若者であふれてて、どこもエネルギッシュだった!


3.まだまだ発展途上?

たまたま泊まったのが友人の住むマンションだったのだけど、
ここが再開発地域。おもろまち。

目の前には国内唯一のDFSをはじめ、大型のショッピングモールが建ち並んでいて、
建設途中の高層マンションと思われる建物もあった。

那覇中心部は、航空管制の問題もあり、高層化が出来ないため、新都心と呼ばれる周辺地域で、高層化、大型化した開発が進んでいる模様。

その開発風景は、さながら、東京周辺地域の駅前再開発の様相。

あれ?これだけ開発してるってことは、これって、人口増えてるのかな?って思って調べてみた。

中心部はもちろんのこと、沖縄全体で見てみも、人口は増加!

最近の発表だと、ついに140万人を突破とのこと。

2001年に130万人だったのだから、年間1万人近くも増えてるわけだ。



原因はナンだろうと、さらに詳しく調べてみると
出生率全国1位、死亡率全国最下位!』だという事が判明。

1000人あたりの出生数が全国1位の、11.8人。
1000人あたりの死亡数が全国最下位で、6.7人。

つまり、自然増加率が依然としてプラス!
もちろん、緩やかには少子高齢化しているみたいだけど、これはなかなかすごい。

新都心の開発は進みつつも、もはや那覇中心部は開発余地なし!と思うほどの密集ぶり。

沖縄の都市は狭い島の中で、今後どう開発するのだろう?ってふと疑問に思った。

しかし、米軍基地の返還予定地というフロンティアが実は沖縄に残されていたのだ。
『返還』にともなって、広大な土地が再開発対象になって、一気に開発が進む。
これが沖縄の開発の歴史らしい。

基地なくなって大丈夫?って思ったんだけど、経済の基地依存は、昭和46年の15.6%から、8%以下に減っていて、思った以上に脱基地経済が進んでいるらしい。

琉球新報社論説副委員長の前泊博盛氏の論文によると、北谷町米軍ハンビー飛行場(43ヘクタール)は返還後、雇用が100人(基地従業員)から2259人と23倍に増え、税収は357万円(固定資産税)から1億850万円と52倍に増えている。
とか。

つまり、基地から脱するたびに再開発が行われて、むしろ経済発展してるという話。

増える人口に対して、この『開発余地』はなかなか魅力的じゃないか〜。


4.飲食店(サービス業)多いな


友人の飲食店が那覇にあったので、連日そこに通っていたのだけど、
夜の街が思いのほか元気。様々な飲食店がちゃんと経営できている様子。

よく地方の繁華街に行くと、チェーン店がばかり目立ってるという光景があるのだけど、
那覇の飲食店は、地元料理のお店からお姉さんのいるお店まで、結構活況だった。

さらに、旅行日程中に、沖縄産業まつりという、お祭りにぶつかり、色々見て回った。
工業系や、商品展示会の印象があったのだけど、食品やお土産品を主とした展示で、
食べ回って楽しいお祭りになっていた。

こんなに飲食関係ばかり多いけど、そういえば、沖縄の産業ってどうなってんの?
と疑問に・・・。

これも調べてみた。

実は沖縄。第三次産業が全体の83.3%と、東京に次いで高いとか!
日本の平均が75%程度なので、全国に先駆けて産業が高度化してるらしい。

そりゃ、観光が多いとはいえ、83%ってすごごご。

近年では、観光業をより積極的に展開させていく事に加えて、情報通信作業を戦略的な産業と位置づけて、県をあげて誘致をしている。

だから、たぶんこの割合はますます増えていくんだと思われる。
なんだか、沖縄の印象が変わる。

5.まとめ。沖縄で起業もありかも。


明るい側面からデータを持って来ているので、かなりバイアスのかかった記事でした。

実際、所得は204万9千円と全国最下位。また給与の低さが原因で若者の転職率が高く、なんと失業率も6%に上るという厳しい現状がある。

また、基地依存は下がっているけど、財政依存が強まっていて、まだまだ自律できてない経済構造も依然ある。

これに対して、沖縄県は2002年に施行された沖縄振興特別措置法により、IT関連企業、金融関連企業の誘致を積極化。税制上の優遇(法人税の控除、特別土地保有の非課税、事業所税の課税標準の特例)と刺激策を打ち出している。

つまり、考え方を変えると、東京に比べたら低い人件費の、働きたくても働けない『若い』人たちがたくさんいて、税制優遇もなされている。

すぐそばに海があって、年中暖かいという住み易い環境・・・。

東京の仕事を沖縄で受ける、ルーラルソーシング型のビジネスで起業って結構ありかもしれないと思った。

個人的には、税制優遇策はもっと一気に過激に加速させて、沖縄を日本のタックスヘイブンにしてしまえば、もっといいのにとか欲張った考えも浮かんだ。(※沖縄タックスヘイブンについては、橘玲さんがブログで言及してましたね!)


しかし、何事も百聞は一見に如かず。自分の足と目で確かめて実感する事って、大切だなって改めて感じる旅でした。

参考:
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-08-31_22818/
http://okinawaeconomy.blog111.fc2.com/blog-category-12.html
http://okinawa.uub.jp/
http://www3.pref.okinawa.jp/site/contents/attach/18734/si1-1.pdf
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B2%96%E7%B8%84%E7%9C%8C
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/okinawa/21century/9906gaiyou.html
http://d.hatena.ne.jp/didot/20100516/1274016978